【将棋】居飛車穴熊対四間飛車(対振り持久戦)における4筋の攻防

こんにちは!スナフキンです。先日、将棋ウォーズにて対四間飛車戦を指していて、いつも同じパターンでうまく駒を捌かれてしまうなと感じる局面があったので、少し研究してみます。

問題の局面はこちらです。

開始局面

[図1]

ぼくは後手番で、四間飛車に対して穴熊で対抗していこうという場面ですが、先手四間飛車側はそれを咎めて早めに仕掛けてきます。図1の場面での「技巧」の評価値はほぼ互角(後手ややよしだが、誤差レベル)ですので、本局面の時点で作戦負けという訳ではなさそうです。

ここから、▲4五歩と仕掛けて来るのですが、本譜はこれに対して△1一玉と無視して囲います。これ自体は悪手ではなかったようで、以下本譜▲4四歩△同銀▲6七金と進んだ場面でも評価値はむしろ後手に傾き、後手優勢というところです。(ただしこれは先手の悪手が理由でしょう。)▲6七金は次の▲4七飛と飛車を回る構想でしょうが、一時的に飛車先を止め、しかも美濃囲いをバラしているため隙ができたということです。

焦って攻めたのが悪手

[図2]: ▲6七金まで

ここでの推奨手は、△4三金▲4八飛△3二金▲1八香△4二飛とお互い固めつつ4筋攻めの拠点を作ることのようです。ここで焦って△5五歩とついたのが悪手で、以下本譜▲4五歩△5六歩▲5四歩と駒損はしていないものの、先手だけ飛車が捌ける形となり形成が悪くなりました。

最近感じているのが、緊迫した局面になると受けるべき場面で焦って下手に攻めてしまい、形成を悪くしてしまいがちだということです。受けっぱなしではダメですが、焦って攻めるのも大抵失敗しますから、いわゆる「じっと指す」というような手を指せるようにならなければいけません。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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